2012年3月15日木曜日

フードバンク茨城サポーター養成講座を開催しました


   3月11日(日)午後2時から、つくば国際会議場にてフードバンク茨城サポーター養成講座を開催しました。大震災から一年が経過したこの日、講座の冒頭に参加者全員で黙祷し、大震災で犠牲になった方々の冥福と未だ困難な状況にある方々の為に祈りました。
 フードバンク茨城の菅谷則子理事長のあいさつで講座がスタート。最初に、フードバンク山梨理事長の米山けい子様より、「いのちをつなぐ食と心の絆を届けます〜フードバンク山梨の事例に学ぶ」と題し、山梨県におけるフードバンクの活動についてご紹介いただきました。フードバンクの活動を通じて、生活が困窮している方々と心の交流も果たしている事例の紹介もあり、ただ食品を届けるだけでなく、人と励ますこともできる有意義な活動であることを再認識しました。現在では、行政との恊働という形で活動をしているということですが、最初は一人で始めて少しずつ理解者を増やしながら、現在のような形になったということで、これからのフードバンク茨城の活動において大いに参考になる内容でした。
 その後、フードバンク茨城の各部会(連携推進部、物流管理部、広報部)から活動の内容と今後の課題について報告。連携推進部からは、現段階では、福祉施設や市の社会福祉協議会などを中心に食品を届けているが、企業からの提供だけでは不十分であり、家庭からの食品の提供が必要なこと、また、活動するにあたり人出が不足していることなどの報告をしました。物流管理部からは、現在利用させていただいている倉庫が使えなくなることから、新しい場所を確保しなくてはならないこと、広報部からは、フードバンクの認知度を向上させることの必要性をお伝えしました。
 参加者からは活動を継続させるための運営費をどうするのか、という質問もあり、フードバンク山梨の取り組み事例などから活動の継続のためには、行政システムとうまくリンクさせていくなど、資金と人材を確保するための工夫が必要であることを確認しました。そのためにも、今回のような講座も含め、フードバンク茨城の認知度を上げていくための活動がますます重要になります。これからも機会がありましたらぜひ多くの皆様にこのような催しに参加していただけますようお願いいたします。